
《川内有緒フェア》を実施します
4/15にノンフィクション賞作家の川内有緒さんの新刊『晴れたら空に骨まいて』(講談社文庫)が発売になったことを記念し、4/17より川内有緒さんのフェアを実施します。川内さんの書籍全点を置くと同時に、川内さんが作成されたオリジナルのしおりを、ご購入の方にプレゼントいたします。
川内さんは、昨年2月に当店で初めての写真パネル展とトークイベントの実施時にゲストとして来て下さるなど、当店とご縁の深い作家さんです。そのときの『空をゆく巨人』(第16回開高健ノンフィクション賞受賞)は、2019年3月発表の「百書店大賞」(93店参加)で、当店店主の「大賞」に選定しています。
川内さんより、著書それぞれについてのコメントを頂戴いたしました。
■『晴れたら空に骨まいて』
今回、母には猛反対されつつ、自分の父(通称トラさん)についてじっくり書きました。変な男の変な人生にも果たして意味があるのか? とりたてて悲劇でもなければ喜劇でもない。でも、それこそが人生なのかもしれません。ぜひ笑ってやってください。
■『空をゆく巨人』
ポルベニールブックストアで、写真パネル展も開催していただいた思い出深い一冊! 破天荒で夢多き男たちの国境を超えた友情の物語です。まあ、書籍版『最強のふたり』ってところかな。250年という気の遠くなるような時間の果てに生まれるかもしれない美しき世界に触れて、網目のように世界を覆う閉塞感をしばし破ってもらえたら嬉しい!
■『パリでメシを食う。』
私がものを描くきっかけになった女性・エツツを含め、パリで自由に生きる10人の物語が描かれています。成功談でも失敗談でもない、普通の人の普通の人生。あらゆる出版社に、「売れない」と出版を断れ続けたましたが、今や私の本の中では一番人気のある本に。こういう時だからこそ、3時間ほどパリにトリップしてみるのはいかがでしょう?
■『パリの国連で夢を食う。』
30代の頃、パリの国連機関で働いていました。なんというか、それは『不思議の国のアリス』の主人公になったような時間でした。え、国連ってこんなところだったの?! さすが、世界一のお役所! っていうか、有緒、お前は、アホなのか、と驚いてもらえたら嬉しいです。

しおりは全部で5種類。表は作品にちなんだ写真・イラスト、裏は登場人物の印象的な言葉です。