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佐久間裕美子 (著)
ISBN 978-4-334-10657-7
四六判 184ページ
発行 光文社 2025年6月
NYブルックリンひとり暮らしを描いた『ピンヒールははかない』から8年。世界一タフな町をフルスットルで走り続けたあとにたどり着いた、自分の愛で方とは――。
ニューヨークに暮らして約30年。この街で出会った人々から教えてもらい、少しずつ築き上げたセルフケア、セルフラブの道具箱のおかげで、なんとか自分らしく生き抜いてきた。揃えた道具を取り出しては自分という存在を理解すること、許すこと、愛することを身につけるためのすべを、もがきながら習得しようとしてきた著者。呑気に無傷で生きるなんてできない社会の中で、「今日もよく生きた」と自分に言ってあげたくなる一冊。
《 気がつけば、自分の中にセルフケア、セルフラブの道具箱ができていた。この大変な世の中を、なんとか自分らしく生き抜くためのメンタルツールは、自分がこれまでニューヨークを拠点に生きてきた体験や、出会った人々、本や芸術のおかげでできたものだ。どれだけ道具を備えたところで「おっと、こんなことは初めてだぞ」という局面に遭遇することは多々あるし、岐路が現れるたびに「自分らしさ」を考えて決断をするわけだけれど、そこには普遍性もある。誰かの役に立つこともあるだろうと、書きためていた文章を加筆修正してこの本にまとめた。》
――「はじめに」より
著者プロフィール
佐久間 裕美子(さくま ゆみこ) (著)
1996年に渡米し、’98年からニューヨーク在住。カルチャー、ファッション、政治、社会問題など幅広いジャンルで、インタビュー記事、ルポ、紀行文などを執筆する。著書に『ピンヒールははかない』(幻冬舎)、『Weの市民革命』(朝日出版社)、『真面目にマリファナの話をしよう』(文藝春秋)、『My Little New York Times』(Numabooks)、『みんなで世界を変える!小さな革命のすすめ』(偕成社)など、翻訳書に『テロリストの息子』(朝日出版社)、『編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる』(岩波書店)などがあるほか、ニュースレター「Sakumag」、ポッドキャスト「こんにちは未来」(黒鳥社より3冊書籍化)、「プログラ!」などを通じた発信も行う。
※データは刊行時のもの