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藤原新也 (著)
ISBN 978-4-575-31971-2
四六判 440ページ
発行 双葉社 2025年5月
「自然が狂えば人間も狂う」――この死の満ちあふれた崩壊時代を生き抜くために必要なのは「生を想え」という意識である。ベストセラー『メメント・モリ(死を想え)』の発表から40年余を経て、写真、文筆、絵画、書、音声とあらゆるメディアで表現し深化を続ける藤原新也が現在の世界を語る。過去から未来の縦軸、日本から世界の横軸を縦横無尽に駆け抜けて作り上げた、令和版『東京漂流』が誕生。
目次
人類の肌色
闇に咲く花
風狂
偶然に至る
時間を呼び止める
雨の中のチャイム
究極の選択
名作写真
写真の行方
彼岸の犬
整体カメラ
パリ・東京
ハグ
使い古しのジャージ
ジジイ死ね!
祭典
亡霊と闘う
海の教え
ウィスパーボイス
死者の授業
〔ほか〕
著者プロフィール
藤原 新也(ふじわら・しんや) (著)
1944年福岡県門司市(現 北九州市)門司港生まれ。東京藝術大学絵画科油画専攻に入学後、アジア各地を旅し1972年に処女作『印度放浪』を発表。以降、写真、文筆、絵画、書、音声と様々なメディアで表現をする。
1976年日本写真協会新人賞、1977年第回木村伊兵衛写真賞、1981年第23回毎日芸術賞を受賞。『全東洋街道』、『東京漂流』、『メメント・モリ』、『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている』、『日々の一滴』、『祈り』など著書多数。
※データは刊行時のもの