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土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る(ブルーバックス)

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藤井一至 (著/文) ISBN 978-4-06-537838-0 新書判 272ページ 発行 講談社 2024年12月 「生命」と「土」だけは、人類には作れない。 ――謎に包まれた土から、地球と進化の壮大な物語が始まる。 現代の科学技術をもってしても作れない二つのもの、「生命」と「土」。その生命は、じつは土がなければ地球上に誕生しなかった可能性があるという。そして土は、動植物の進化と絶滅、人類の繁栄、文明の栄枯盛衰にまで大きく関わってきた。それなのに我々は、土のことをほとんど知らない。無知ゆえに、人類は繁栄と破滅のリスクをあわせ持つこととなった。 そもそも、土とは何か。どうすれば土を作れるのか。危機的な未来は回避できるのか。土の成り立ちから地球史を辿ると、その答えが見えてくる。 『土 地球最後のナゾ』で河合隼雄学芸賞を受賞した土の研究者による、待望の最新作。 【本書の内容】 第1章 すべては粘土から始まる 第2章 生命誕生と粘土 第3章 土を耕した植物の進化 第4章 土の進化と動物たちの上陸 第5章 土が人類を進化させた 第6章 文明の栄枯盛衰を決める土 第7章 土を作ることはできるのか ◆前書きより 〔「土とは何なのか?」「なぜ生命や土を作ることができないのか?」という本質的な問いをあいまいなままにしておくことはできない。46億年の地球史を追体験し、豊かな土と生命、文明を生み出したレシピを復元することがこの本の目的である。そこに、土を作り人類が持続的に暮らしていくヒントが埋もれているはずだ〕 〔生と死は、生物と無生物は、土でつながる。多くの陸上生物は土から命の糧を得て、やがて遺体は土の一部になる。つまり、土も変化する。土が変われば、そこで生きられる生物も変化する。40億年の相互作用の中で、地球は次の時代の主役となる生物に適した土壌を用意する。土に居場所を見つけた生物は生存権を得て、さもなければ絶滅してきた。途中でレースを降りた恐竜の化石とは違い、土はいつも陸上生物のそばで並走してきた。土は、地球の変化を見続けてきた“生き証人”としての顔を持つ〕 〔どうだろうか。もし、足元の土が実は生命誕生や私たちヒトをも含む生命進化、今日の環境問題の根っこにまで大きく関わる46億年にわたる壮大なストーリーを教えてくれるとしたら。もう恐竜の化石にすべてを任せておくわけにはいかない。身近にありながら、普段はあまり注目されることのない土だが、私たちは土なしに繁栄していなかっただろうし、いまだに人類が人工的に作れない複雑で神秘的な力を秘めている土が未来を照らす一条の光となるにちがいない〕 著者プロフィール 藤井 一至 (フジイ カズミチ) (著/文) 土の研究者。国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 主任研究員。1981年富山県生まれ。京都大学農学研究科博士課程修了。博士(農学)。カナダ極北の永久凍土からインドネシアの熱帯雨林までスコップ片手に世界、日本の各地を飛び回る。『土 地球最後のナゾ』(光文社新書)で第7回河合隼雄学芸賞を受賞。そのほか、第1回日本生態学会奨励賞、第33回日本土壌肥料学会奨励賞、第15回日本農学進歩賞、第39回とやま賞、第27回日本生態学会宮地賞、第9回World OMOSIROI Awardなど受賞多数。著書は他に『大地の五億年』(ヤマケイ文庫)など。『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』(日本テレビ系)、『クレイジージャーニー』(TBS系)などメディア出演多数。

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