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小沼 理 (編集),荒川 洋治 (著/文),国崎 和也 (著/文),武田 砂鉄 (著/文),安達 茉莉子 (著/文),石山 蓮華 (著/文),頭木 弘樹 (著/文),金原 瑞人 (著/文),古賀 及子 (著/文),全 卓樹 (著/文)
ISBN 978-4-309-61767-1
四六判 236ページ
発行 河出書房新社 2024年9月
自分に合った言葉を見つけるには? 上手に伝えるコツ、正確な記述、あるいは日々の体験を、 感じた瞬間のままに描写するにはどうすればいいか……いま「書く」ことの第一線に立つ15人が、それぞれの考えと方法、喜びや苦しみを綴る。これから筆をとる人も、書きあぐねている人にも、その背を支えるアンソロジー集。
目次
はじめに
STEP 1 頭のなかは、真っ白です --自分は、なにを書きたいのか?
・好きからはじめてみよう--石山蓮華(電線愛好家)
・スーパースター--国崎和也(ランジャタイ/芸人)
・書くのって、そんなに大変なことなのか--武田砂鉄(ライター)
STEP 2 「わたし」はどこにいるのでしょう? --自分の感じかたを知る
・「わたし」のことがいちばん書きにくい--頭木弘樹(文学紹介者)
・まず釣り糸を垂らしてみる--安達茉莉子(作家)
・書くほどに救われていく--僕のマリ(文筆家)
STEP 3 二行目で、つまずきました... --どのように書けばいい?
・なぜ作家は書き続けられるのか--pha(文筆家・書店員)
・根性を出そう、五秒を見つめて、繊細にユニークに書こう--古賀及子(エッセイスト)
・なんとなく書けそうな気になるヒントをいくつか--金原瑞人(翻訳家)
STEP 4 だれに向けて書きましょう? --つたわる文章とは
・一人ぼっちで、それでも伝えるために--乗代雄介(小説家)
・人に伝わる文章を書く--全卓樹(理論物理学者)
STEP 5 書くことが、すこしおもしろくなりました。--ゆたかに書くには?
・自分の言葉で世界をつくる--宮崎智之(文芸評論家・エッセイスト)
・文字表現はどこにあるのか--服部文祥(登山家・作家)
・明日を見つめる目で--荒川洋治(現代詩作家)
踊り場 どうして、書くんだろう?--「書く」の面白さを考える
COLUMN 1 見直しは大切
COLUMN 2 発信してみよう
COLUMN 3 もっと発信してみよう
おわりに
著者プロフィール
小沼 理 (オヌマ オサム) (編集)
1992年、富山県生まれ。ライター・編集者。女子美術大学非常勤講師。著書に『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』『みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに』『共感と距離感の練習』がある。
荒川 洋治 (アラカワ ヨウジ) (著/文)
現代詩作家。1949年生。詩集に『水駅』(第26回H氏賞)、『真珠』(第5回大岡信賞)、評論・エッセイ集に『忘れられる過去』(第20回講談社エッセイ賞)、『文芸時評という感想』(第5回小林秀雄賞)等。
頭木 弘樹 (カシラギ ヒロキ) (著/文)
文学紹介者。筑波大学卒業。二十歳で難病になり、十三年間の闘病生活を送る。そのときの経験から『絶望名人カフカの人生論』を編訳。著書に『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』、編著に『絶望図書館』などがある。
金原 瑞人 (カネハラ ミズヒト) (著/文)
1954年、岡山県生まれ。翻訳家。法政大学社会学部教授。訳書は児童書、ヤングアダルト小説、一般書、ノンフィクションなど、600点以上。著書に『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』他。
武田 砂鉄 (タケダ サテツ) (著/文)
1982年生。出版社勤務を経てライターに。『紋切型社会』で「第25回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞」受賞。「第9回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」受賞。著書に『芸能人寛容論』。