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鴻巣 麻里香 (著/文)
ISBN 978-4-89815-594-3
四六判 296ページ
発行 リトルモア 2024年8月
友だち、親、先生、SNSが…毎日しんどい。本当は嫌なのにNOと言えない。そんな人間関係に悩むあなたへ。モヤモヤの正体は、「バウンダリー」にある!?
中高生の困りごとに向き合うスクールソーシャルワーカーの著者が、10代が抱えている人間関係の悩みやしんどさについて、「バウンダリー」を糸口に対処法を見つけ出し、助けになる知識と作戦を伝える。
中高生のリアルなエピソード15話を読み解きながら、人権・同意・バウンダリーの大切さがよくわかる。
・対象は中学生~大人まで(中1の漢字習熟度に合わせたフリガナ付き)
・各話には、中高生向けのアドバイス+10代のそばにいる大人(保護者・教師)向けの解説付き
・10代向け性教育WEBメディア「セイシル」ご協力のもと、「デートDVチェッカー」を掲載
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バウンダリーとは、「わたしはわたし、あなたはあなた」という、自分と相手の間に引く境界線のこと。たとえ家族でも、友達でも、教師でも、恋人でも、バウンダリーを踏みこえるのはNGです。お互いの心地よい距離感を見つけて、ちょうどよく線を引けたらラクになるはず。
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目次
はじめに
バウンダリーってなに?/権利ってなに?/同意ってなに?
PART 1 友だち篇
苦手な子を誘う・誘わない どう決める?
男子同士のノリとか恋バナがしんどい
親友の秘密を話してしまったら
PART 2 家族篇
ママってなんでも知りたがる!
私の夢、私の進路。どうして応援してくれないの?
まさかの妊娠。私はどうしたいんだろう?
PART 3 学校篇
誰とでも仲良くしなきゃだめ?
おかしな校則にNOと叫びたい!
やりたいことがあるのに。先生に進路を反対された
PART 4 恋愛関係篇
胸キュンしぐさ、無理すぎる…
NOと言ってしまった。彼を傷つけたかな?
「愛しているから」だと思っていました
PART 5 SNS篇
我が家のスマホルール、厳しすぎ…
グループLINEの通知に困った!
俺のプライバシー、どこいった?
デートDVってなに?/デートDVチェッカー
おわりに
しんどいとき、困ったときの相談先
著者プロフィール
鴻巣 麻里香 (コウノス マリカ) (著/文)
KAKECOMI代表、精神保健福祉士、スクールソーシャルワーカー。
1979年生まれ。子ども時代には外国にルーツがあることを理由に差別やいじめを経験する。ソーシャルワーカーとして精神科医療機関に勤務し、東日本大震災の被災者・避難者支援を経て、2015年非営利団体KAKECOMIを立ち上げ、こども食堂とシェアハウス(シェルター)を運営している。著作に『思春期のしんどさってなんだろう? あなたと考えたいあなたを苦しめる社会の問題』(2023年、平凡社)、共編著に『ソーシャルアクション! あなたが社会を変えよう!』(2019年、ミネルヴァ書房)がある。