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難民・移民のわたしたち これからの「共生」ガイド(14歳の世渡り術 )

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雨宮 処凛(著/文) ISBN 978-4-309-61766-4  四六判 248ページ 発行 河出書房新社 2024年8月 遠い国のことじゃない、隣の「あの人」のこと。 いま、日本に暮らす難民・移民の人たちは何に困っているの? 当事者や支援者、子どもたちのリアルな声を集めた「難民・移民」を知るための超入門書。 もくじ はじめに 第1章 どうして難民・移民の人たちは日本にいるの? ・CASE1 ミョーチョーチョーさん〜ミャンマーから 「強制送還されるくらいなら自殺する」/みんなが持てるはずの「国民カード」がもらえない/軍人の子どもたちに怯える先生たち/夢を持ってやってきた日本で受けた仕打ち…… ・CASE2 アリーヤさん(仮名)〜アフリカのある国から 「赤ん坊を殺す」ことを命じられ/日本に逃れてきたものの……/一番つらいのは、助けてもらわないと生きていけないこと/新しい命の誕生/「平和になったら帰りたい」…… ・CASE3 クラウディオ・ペニャさん〜チリから チリのクーデターと軍事独裁政権/東日本大震災の混乱の中、在留資格を失う/「たまに自殺したいと思います」 第2章 難民・移民の人たちはどんな生活をしているの? ・困窮した外国人を支援する大澤優真さんに聞く 日本で命を落とした1人のカメルーン人女性/ひっきりなしにかかってくるSOSの電話/コロナ禍で失われた同国コミュニティの支え合い/逃れてきた日本で追い詰められる外国人…… ・在日クルド人と共に」理事 松澤秀延さんに聞く 日本語教室で見た「共生」の光景/最初にぶつかる言葉の壁/「テロ対策」に巻き込まれる無関係のクルド人/「3K」仕事を担ってきたクルド人たち/厳しさを増すヘイトや移民排斥の動き…… 第3章 難民・移民の子どもたちは何に困っているの? ・CASE1 エリシャさん(仮名・17歳) 日本人の友だちにはわからない「仮放免」のリアル/「私たちはあなたを見捨てない」 仮放免高校生奨学金プロジェクト/通訳、子どもの世話などヤングケアラー的な側面も…… ・CASE2 アリさん(仮名・20代前半) サッカー少年に立ちはだかる「仮放免」の壁/「犯罪者の息子、帰れ」と言われて/自らの中にあったクルド人への偏見/「牢屋から解放された気持ち」約14年間の仮放免生活が終わる…… 第4章 日本の難民・移民政策って? 入管ってどんなところ? ・移民問題を研究する高谷幸さんに聞く 日本で働く外国人の歴史/技能実習生をめぐる変化/「商品」扱いされる技能実習生/暴かれた難民審査のずさんさ/「日本は外国人を受け入れる資格がない」でいいのか? ・どうすればウィシュマさんを救えたのか――弁護士・指宿昭一さんに聞く 入管で奪われたある女性の命/相次ぐ入管での死亡事例/そもそも在留資格ってなに?/どうすれば救えたか /改正入管法、3つの懸念/未来が見えない子どもたち 第5章 難民・移民の人たちに、私たちができることは?――「難民・移民フェス」の仕掛け人・金井真紀さんに聞く 面白いことだけで食べていけるかの「実験」/初めての「シットイン」で出会ったコンゴ人男性/「仮放免」となったジャックさんの保証人に/思いつきから始まった「フェス」/「支援者」にはなれなくても「友だち」にはなれる おわりに 著者プロフィール 雨宮 処凛 (アマミヤ カリン) (著/文) 1975年生まれ。作家・活動家。2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』でデビュー。以降、プレカリアート問題を中心に執筆。『右翼と左翼はどうちがう?』『14歳からの戦争のリアル』等、著書多数。

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