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川上 泰徳(著/文)
ISBN 978-4-08-721326-3
新書判 288ページ
発行 集英社 2024年8月
2023年10月、ハマスがイスラエルに対し大規模な攻撃を仕掛け、世界は驚愕した。しかし日本ではハマスについてほとんど知られておらず、単なるテロ組織と誤解している人も多い。
ガザの市民の多数が支持するこの組織は一体どんなものなのか。何を主張し、何をしようとしているのか。そしてパレスチナとイスラエルの今後はどうなるのか――。
中東ジャーナリストの著者が豊富な取材から明らかにする。
・社会に根を張るハマスの「慈善組織」
・軍事部門を支える豊富な資金の意外な出所
・的指導者ヤシーンが著者に語った「自爆攻撃」
・政治部門と軍事部門が分かれている理由
・若者をハマスに向かわせる占領の絶望的状況
・ハマスが望むイスラエルとの「共存の形」 etc.
著者プロフィール
川上 泰徳 (かわかみ やすのり) (著/文)
1956年生まれ。中東ジャーナリスト。
元朝日新聞記者・編集委員。カイロ、エルサレム、バグダッドに特派員として駐在し、イラク戦争や「アラブの春」を取材。中東報道で2002年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。著書に、『イラク零年』『シャティーラの記憶 パレスチナ難民キャンプの70年』『中東の現場を歩く』『「イスラム国」はテロの元凶ではない』などがある。