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アウシュヴィッツの小さな厩番

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ヘンリー・オースター(著/文),デクスター・フォード(著/文),大沢章子(翻訳) ISBN 978-4-10-507431-9 四六変型判 304ページ 発行 新潮社 2024年8月 馬は友であり、希望だった。3つの収容所を生きのびた少年の奇跡の実話。ドイツ生まれのユダヤ人少年の幸せな日々は、突然終わりを告げた。ゲットーへの「再定住」と父の死。強制収容所への移送と母の死。死があまりに身近な場所で、人間が失うことのできるほとんどすべてのものを失いながらも、運と知恵を頼りに少年は生き抜いた。移送された2011人の最後の生き残りとして、なお寛容を語った魂の記録。 著者プロフィール ヘンリー・オースター Oster,Henry (著/文) (1928-2019)1928年、ドイツのケルンに生まれる。ウーチ・ゲットー、そしてアウシュヴィッツ、ビルケナウ、ブーヘンヴァルトの強制収容所を奇跡的に生きのびた。戦後、おじを頼ってアメリカに渡り、検眼士として働く。2011年、ケルンから強制移送された2011人のユダヤ人の最後の生き残りとして、かつて二度と戻らないと誓ったドイツを70年ぶりに訪れた。2019年、90歳で死去。 大沢章子(オオサワ・アキコ)(翻訳) 大阪大学人間科学部卒業。訳書に、R・M・サポルスキー『サルなりに思い出す事など 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々』(みすず書房)、R・パルバース『ぼくがアメリカ人をやめたワケ』(集英社インターナショナル)、P・スヴェンソン『ウナギが故郷に帰るとき』(新潮文庫)、R・マッキンタイア『イエローストーンのオオカミ 放たれた14頭の奇跡の物語』(白揚社)、J・C・スラート『極東のシマフクロウ世界一大きなフクロウを探して』(筑摩書房)など多数。

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