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朴 沙羅(著)
ISBN 978-4-480-81581-1
四六判 336ページ
発行 筑摩書房 2024年8月
これが、ガチの多様性――ふたりの子どもと北欧へ渡った社会学者による、現地レポート。「考え方が変わる」と大反響の『ヘルシンキ 生活の練習』の待望の続編。
一日八時間労働だったら、三時間ちょっと、ぼんやりしてください――健康診断の看護師さん
自分のホームはフィンランドだと思って、ここに根づいてほしい――ゲオルギー
母ちゃんは戦争になったら、ユキとクマをすぐ日本に連れていってくれる?――ユキ
ここでどんなにたくさんのことを教わったか、みんながどれだけよく僕をお世話してくれたか、僕は言葉では言えない――クマ
日本ではどうも、おじいさんが偉くなるルールがあるっぽいな――ユキ
言葉で世界があんねん――ユキ
みんしゅしゅぎのくにでは、みんながいやだといったら、せんそうが続けられない――クマ
etc.
「多様なのが普通」って、こういうことなのか。
目次
はじめに
1 大人と働く
2 戦争と平和(前編)
3 戦争と平和(後編)
4 特殊なのは誰か
5 見えないルール
6 エリライシアが普通
7 みんなのための善いこと
おわりに
注
著者プロフィール
朴 沙羅 (パク サラ) (著)
1984年、京都生まれ。専攻は社会学(ナショナリズム研究)。ヘルシンキ大学文学部文化学科講師。著作に『ヘルシンキ 生活の練習』、『家(チベ)の歴史を書く』(ちくま文庫)、『外国人をつくりだす』(ナカニシヤ出版)など。