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マーティン・エイミス(著/文),北田絵里子(翻訳),田野大輔(監修)
ISBN 978-4-15-210332-1
四六判 480ページ
発行 早川書房 2024年5月
おのれを「正常」だと信じ続ける強制収容所のナチ司令官、司令官の妻との不倫をもくろむ将校、死体処理の仕事をしながら生き延びるユダヤ人。おぞましい殺戮を前に露わになる人間の狂気、欲望、そして──。諷刺と皮肉を得意とする作家エイミスが描きだす、ホロコーストという「鏡」に映し出された人間の本質。
解説/武田将明(東京大学教授)。監修/田野大輔(甲南大学教授。『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』共著者)。
第96回アカデミー賞2部門受賞。「今世紀最も重要な映画」と評された『関心領域』の原作小説。