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なぜテンプライソギンチャクなのか?

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泉貴人(著/文) ISBN 978-4-7949-7431-0 四六判 298ページ 発行 晶文社 2024年7月 ”海老天”そっくりな謎の生物、極寒の地で絶滅したはずの”亡霊”、水族館の奥で15年間ひっそりと飼育されていた”怪物”────。 日本一のイソギンチャク新種発見数を誇る若き分類学者が、これまで邂逅・命名したイソギンチャクとのエピソードと、激動の来し方をしゃべり倒す! 「我、まさに、「イソギンチャク道」を究(きわ)めんとす。その〝生きざま〟を手に取ってご覧いただきたい。本書を読み終えたとき、皆さまも、イソギンチャク道の入り口に立っていること請け合いだ!」(「プロローグ」より) 自慢、毒舌、ボケ・ツッコミ、何でもあり! 東大落研(おちけん)仕込みのべらんめえ新種発見伝、いざ、開幕! 目次 プロローグ 変人で偏屈なガキが、生物学を志すまで 第1章 ひと夏の出逢い、そして伝説の始まり ~新種テンプライソギンチャク~ 〈再会~お前は、何者だぁ!?~/”文字通り”メスを入れろ/ ラッキーナンバー、それは”8”/ヘン of ヘン~新属新種の誕生秘話~/ 一大生息地の発見/そして一大フィーバーへ/さらなる発見、続く研究/ほか〉 コラム(1)「実家は裕福か?」~研究業界に飛び込む苦悩~ 第2章 震える極寒の海の〝亡霊〟 ~80年ぶりの新発見・ホソイソギンチャク~ 〈謎の標本が送り付けられてきた/どっちがホソイソギンチャクでSHOW? ”亡霊”のイソギンチャク/吞気なオールスターキャスト、旅に出る/ 80年越しの再記載~新種発見と同じくらい大事な仕事~/ほか〉 コラム(2)「どこの助教かと思ったよ」~研究者と落語研究会~ 第3章 最高のパートナー、その名は水族館 新種チュラウミカワリギンチャク 〈救いの神、カワリギンチャク類/思わぬ協力者の出現/ 予備水槽は宝の山~水族館の”控え組”~/ついに”怪物”とご対面!/ 水族館に15年いた新種/新分野「水族館生物学」の旗頭へ/ほか〉 コラム(3)「どこがダメなんだ、言ってみろやぁ!」~博士号を取得する大変さ~ 第4章 よろずの研究の果てに……新科ヨツバカワリギンチャク科 〈研究業、やめようかな……/沖縄を脱出せよ! やってきた”就活”/ 若干三十路の専任講師誕生!/カワリギンチャク研究の総決算へ/ 分類大系に大鉈を振るえ/まだまだあるぞ隠し玉! 秘蔵の種を先行公開!/ほか〉 コラム(4)「YouTuberのDr.クラゲさんですよね!?」~研究者がYouTubeをやる理由~ エピローグ 我がイソギンチャク道、まだまだ道半ば……。 イソギンチャク図鑑(全23種) 参考文献&ウェブページリスト 【カラー付録】著者が新種記載、または再記載等に関わったイソギンチャク(一部) 著者プロフィール 泉 貴人 (イズミ・タカト) (著/文) 1991年、千葉県船橋市生まれ。福山大学生命工学部・海洋生物科学科講師、海洋系統分類学研究室主宰。東京大学理学部生物学科在籍時に、新種であるテンプライソギンチャクを命名したことをきっかけに分類学の道を志す。2020年に同大大学院理学系研究科博士課程を修了。日本学術振興会・特別研究員(琉球大学)を経て、2022年より現職。  イソギンチャクの新種発見数、日本人歴代トップ(24種)。チュラウミカワリギンチャク、イチゴカワリギンチャク、サファイアムシモドキギンチャク、ヘラクレスノコンボウ、リュウグウノゴテンなどインパクトのある命名にも定評がある。  東京大学落語研究会で磨いた話術を活かして、YouTube チャンネル「水族館マスター・クラゲさんラボ」にて精力的にアウトリーチ活動を行う。X(旧Twitter)では「Dr. クラゲさん」(@DrKuragesan)として発信している。

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