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いばらの道の男の子たちへ ジェンダーレス時代の男の子育児論

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太田啓子(著/文),田中俊之(著/文) ISBN 978-4-334-10334-7 四六判 224ページ 発行 光文社 2024年5月 「プリキュアより仮面ライダーのほうが強い」と息子に言われたら、どうすればいい?――前著『これからの男の子たちへ』が大反響だった弁護士の太田啓子氏と、「男性学」研究の第一人者・田中俊之氏が語り合う、“令和版・ジェンダーレスな男子の子育て論”。 雑誌『STORY』のWEB連載に、灘中高等学校の名物教師やYouTubeの性教育コンテンツが話題のバービーさんなど、4名のキーパーソンへのインタビューも追加して書籍化。 目次 はじめに 第1章 キケン!競争社会に組み込まれていく男の子たち 「うちの息子が社会で勝ち抜けなかったらどうする?」でいいのか。 第2章 身近なところで、まだまだジェンダーギャップにあふれた世の中 「プリキュアより仮面ライダーのほうが強い」という息子が心配… 第3章 まずは女性差別があるという事実を知ることから 「『女子枠』は男性差別だ」と考える男の子たちに対して、どう説明するべきか? 第4章 男の子の性とプライバシーが軽視されている 子ども部屋に鍵は必要ですか? 第5章 立場が逆だったら…と問い直してみることが大事 スーパー銭湯の男風呂は、なぜ、おばちゃんが掃除をする? 第6章 男女対等な関係の恋愛と性行為が求められる時代 セックスした相手の数を誇りたがる男。コンドームを持っていたら「はしたない」と思われる女―どうして? 第7章 「性的同意」についてしっかりと伝える性教育 息子に避妊の仕方をどのように説明したらいいのでしょうか? 第8章 暴力の定義を広げることで男の子たちを守る じゃれ合って股間を触るのは、男の子だったらOKですか? 第9章 あらためて振り返る旧ジャニーズ事務所の問題 少女たちへの淫行だったならば「隠しておいてもいい」とはならなかったのでは? 第10章 それでも時代は少しずつ良くなってきていることがわかるドラマや映画 ジェンダーレスについて楽しく学べるようなエンタメはありますか? まとめ 「有害な男らしさ」から「ケアする男らしさ」へ あとがき 著者プロフィール 太田 啓子(オオタ・ケイコ)(著/文) 弁護士。高校生と中学生男児の母。離婚問題、セクハラ事件などに多く関わる。弁護士業務と育児の経験を基にした、ジェンダーにまつわるSNS投稿が反響を呼ぶ。性差別、性暴力について次世代についてどう教えるか悩みつつ書いた子育てエッセイ『これからの男の子たちへ』(2020年/大月書店)が話題になり、韓国、台湾など4か国で翻訳。 田中 俊之(タナカ・トシユキ) 社会学者。大妻女子大学人間関係学部准教授。専門は男性学。競争社会、労働問題など「男性が男性であるがゆえに抱える問題」「男らしさ」「男は弱音を吐かない」などの解放を推奨。ジェンダーや男性学の視点から男女ともに生きやすい世の中を研究。私生活では小学生と保育園男児の父。

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