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現代アートを続けていたら、いつのまにかマタギの嫁になっていた

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大滝 ジュンコ(著/文) ISBN 978-4-635-33080-0 四六判 256ページ 発行 山と溪谷社 2024年2月 著者はアーティストとして、全国各地や海外で現代アートの活動をしてきた。しかし、3.11の震災後に自身の活動への違和感を無視できなくなってきた頃、友人のジャーナリストに「マタギと飲もう」と誘われ新潟県村上市山熊田、マタギの集落に赴く。 そこでは電気がなくても生きていけるような、たくましい暮らしがあった。自分たちが弱い存在であり、手を抜いたら命を落とすような世界にいることを自覚しているがゆえの強さ。田舎暮らしという言葉が発する牧歌的なにおいはそこには皆無だ。 カタカナ皆無でよくわからない言葉、山から切り出した薪で煮炊きし、伝統的な狩猟をし、スケールでかく酒を飲む。水も薬も美味いご馳走も燃料も、工芸素材や心奪われる絶景までも、全て山にある。体力たくましい爺や婆がいる。しかもハイセンス。皆オシャレだし心も豊か。東京にいては想像もつかないような世界がひろがっていた。 山熊田に移住して、マタギ頭の家に嫁いだ著者が本書で訴えたいのは「消費社会にはない選択肢がここにはある」ということ。山熊田では四季というサイクルのなかで同じことが繰り返されている。それこそ人間本来の生き方ではないか、と著者は問う。 新潟県最北部のマタギ村「山熊田」の四季を綴る、令和の傑作移住日記。 目次 1章 夏(やさしくない薪割りと、優しい村の人々/ベンチがゆとりを生むかと思ったが ほか) 2章 秋(わかりにくいグルメ/伝統野菜の赤カブ ほか) 3章 冬(冬の仕事と時代の流れ/前向きな姿勢で雪を迎えるのは難しい ほか) 4章 春(山と同調する人々/伸びしろたっぷり ほか) 特別原稿 再び鳴り始めた村の心音 著者プロフィール 大滝 ジュンコ(オオタキ・ジュンコ)(著/文) 1977年埼玉県坂戸市生まれ。東北芸術工科大学工芸コースを卒業し、同大学院実験芸術領域(現複合芸術領域)修了。その後、現代アート作家として国内外で活動しつつ、長崎県波佐見町ギャラリー「モンネポルト」代表、富山県氷見市アートNPO「ヒミング」アートマネージャーとして芸術振興に従事。山形新聞、長崎新聞、月刊望星などでも連載をもつ。2014年、友人の誘いで山熊田のマタギとの飲み会に参加。濃厚な自然と濃密な文化に衝撃を受けて移住を決意し、2015年の春から村上市地域おこし協力隊(任務:旧中俣村の課題解決)に参加し、山熊田に嫁ぐ。その後、しな布作家として個人工房を設立。2022年2023年全国伝統工芸品公募展入選。

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